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テレビのデザインをWebのUIに 置き換えて考えてみる

テレビのデザインの変遷は、 WebのUIにおける2カラム→1カラムのデザインの変遷と 共通点があるのではないかというお話。

「2カラムデザイン」時代のテレビ

テレビにリモコンがなかった時代。 テレビはモニターの横にチャンネルを変えたり音量を変えたりする ナビゲーションが設置されているデザインが多かったと思います。

モニターの横にナビゲーションを設置することで、 例えば「チャンネル切替を操作するとモニターに映し出される映像がどのように変化するか」を 実際に間近で体験することができるという利点があるのだと思います。 その反面、ナビゲーション自体がテレビ本体の表面積に対して物理的に占有してしまうため、 モニターの表面積をあまり多く取ることができない、 あるいはテレビを鑑賞する時にどうしてもナビゲーションが視界に入ってしまう という欠点があります。

「2カラムデザイン」時代のWeb

これはWebのUIで言うところの「2カラムデザイン」にそっくりです。

Webの「2カラムデザイン」はナビゲーションの操作性に優れている反面、 ナビゲーションをサイドに設置することによって コンテンツ領域が狭くなってしまうし、 コンテンツを閲覧する際に、ナビゲーションが視界に入ってしまい、 閲覧に集中しにくくなる。

まさにWebのUIで言うところの「2カラムデザイン」にそっくりです。

「1カラムデザイン」

時代は巡り、テレビのUIはその後「リモコン」を導入することによって 「1カラムデザイン」になります。

「リモコン」で操作できるので 本体自体に必ずしもナビゲーションを設置する必要がなくなり、 ほとんどの場合、目につかないように隠されるようになる。 それによってユーザーは「テレビを観ること」に集中できるようになりました。

これはまさに、Webで言うところの「1カラムデザイン」ですね。

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