Web制作会社の最悪のシナリオを考える

AI周りが相変わらず騒がしくなっています。また、Adobeもビジュアルをデザインするだけで自動的にHTMLコーディングされるアプリを引き続き研究しているようです。ビジュアルデザインも人の手を介さず自動的に出来上がる時代もやって来るかもしれません。

ビジュアルデザインもHTMLコーディングもほとんど価値のないものになる未来

そうした社会状況の中で、いわゆるWeb制作会社は、ビジュアルデザインもHTMLコーディングもAIやアプリ技術によって自動化され、ほとんど価値のないものになる未来を予測しなければならないかもしれません。

「とは言え、最新動向に疎いお客さんもいるので需要がゼロになることはない」と考える人もいるかもしれません。でも、その時点で市場のパイは縮小していますし、時代をリードすべき業界が時代に取り残されていいものなのかどうか。

基本的には、現状のビジュアルデザインをしてHTMLコーディングをしてお金をもらう、この部分が丸々なくなる、という最悪のシナリオを想定しておくのがベストではないかと。

逆に言うと、今、会社からビジュアルデザインとHTMLコーディングを除いたら、いったい何が残るのかを考える。少しでも何かが残るなら、それが未来のビジネスの片鱗かもしれない。何も残らないなら、何かを作らないといけない。

あくまで最悪のシナリオではありますが、考える価値はあります。